GTDの第1部をまとめてみた
読み直して、「あぁなるほど〜」と思えるようになったので、ほんとに解ってきてるか?と思って、第1章の概念部分をまとめてみた。
あぁ、頭の中ではわかってるつもりでも、吐き出すと難しいね。
- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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GTDの基本は、
"気になること"をすべて『収集』し、それぞれについて『処理』を行い、その結果を『整理』して『レビュー』し、『実行』していくこと。
さらに巧くやりたいならば、『ナチュラル・プランニングモデル』を適用するといい。
で、GTDって何?
たとえやるべきことが山のようにあったとしても、頭をすっきりさせつつ、リラックスしながら高い生産性を個人・組織で発揮していく「やり方」。
以下の5ステップで構成(順番は厳守)。
- 「気になること」すべてを1箇所に『収集』する。
- それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする『処理』を行う。
- その「処理」の結果を『整理』する。
- それらの行動の選択肢を『レビュー』する。
- 選んだ行動を『実行』する。
なんで、こんなのが必要とされるの?
ドラッカーさんも言うように、仕事の性質が『単純作業』から『知識労働(ナレッジワーク)』へと変化した。
このことによって、『仕事の終わりが曖昧』になり『達成までのプロセスが複雑』になった。さらにはその仕事の内容も常に進化し続けている。
このように増え続ける『処理すべき情報』と『やるべきこと』に対処する術がわからない。
そしてなんとストレスの大半は、この自分や他人から課せられた『やるべきこと』がうまく片付いていないことから生じている。
⇒
ならば、このストレスの原因となる『やるべきこと』をうまく管理して
『心が澄みきった状態』を作り出し、今やるべきことはこれだと、強い確信をもって物事にあたることができれば、ストレスも溜まらないはず。
『やるべきこと』って何?
「やらなくてはいけないが終わっていないこと」⇒
「終わっていない」とは、まだ理想的な状態になっていないこと⇒
気がかりになっていることすべて。
アプローチ方法が違うんじゃない?
論理的に考えると『トップダウン』の方が良さそうじゃね?
トップダウン⇒
長期的な目標を明確にしてから必要なことを洗い出し、次に具体的な行動について考えること。
だけどね、日々忙しいしそうそう先を見てらんない。そもそもそれで上手くできてればこの本は読まないね。
まずは、「やるべきこと」をコントロールして今すべきことに集中できている状態を維持する、ボトムアップのアプローチの方が有効だろ。
で、『やるべきこと』を管理するには?
ポイントは以下。
1.『やるべきこと』が頭の中に居座っていると、心が澄みきった状態を作り出すことはできない。終わっていないと感じているすべてのことを、頭の外の信頼できるシステムに預ける必要がある。そのうえで、定期的にそれらを見直す必要がある。
2.『やるべきこと』に対して自分が『本当にしたいのは何か』をよく考え、『それを終わらせるために何をしなければならないか』を見極めなくてはならない。
3.『やるべきこと』に対してとるべき行動がすべて明らかになったら、それらを思い出す手がかりとなるリマインダーを信頼できるシステムに登録し、定期的にレビューしなくてはならない。
ん?どうゆうこと?
1.気になっていること/やらなきゃいけないこと/やりたいこと(=要するに終わっていない/理想的な状態になっていないこと)を頭の外にすべて吐き出せ。
頭の中で管理するな。頭の外にすべて出せ。
2.それら吐き出したこと1つ1つに対して、求める結果(どうしたらそれが気にならなくなる=完了となるか)を考える。
そして、その状態に近づくために行う具体的な行動を明らかにする。
3.明らかになったら、それらを忘れないように思い出させてくれる仕組みに登録しとけ。
まぁリスト化しとくなり、ファイリングしとくなり、RTMに登録しとくなり。
そして、これらは定期的に見直しを行い、最新の状態に保て。鮮度が古いと意味ないよ。
ToDoじゃ駄目なの?
別にいいかも、やり方は1つじゃないし。但し、やるべきことを単に羅列しただけでは駄目。
『求めるべき結果』や『次の具体的な行動』に変換できていて、それを見れば行動すべきことがぱっと
わかるレベルまで噛み砕いてないと意味無し。
ほんとに管理するのは、行動なんです。行動。
あっ、それからね
『ナチュラル・プランニングモデル』って考え方だけど、こんな事。
計画を立てる時に、ストレスを軽減し、より良い成果をあげるためには、実は脳みその思考プロセスと同じアプローチをすると良いって事。
- 目的と価値観を見極める
- 結果をイメージする
- ブレインストーミングをする。
- 思考を整理する。
- 次にとるべき行動を判断する。
GTDの手法をものすごく乱暴に言うとだ
(収集)気になってることをすべて吐き出せ。
↓
(処理)吐き出した物を、1つづつ処理フローにそって仕分けしろ。
↓
(整理)仕分けした結果を各仕分け先で整理してリスト化。
↓
仕分けされた先によって、ほっといていいものとか、今考えなくてもいいとか、行動が必要なものとかに分類されたろ
↓
(レビュー)その仕分けされて整理された結果ってのは、常に見直して最新にしとけ。
リスト化して満足してるだけじゃ、忘れるし、古くなるしで意味ないよ。
↓
(実行)行動可能と仕分けされレビューを経て最新となっているリストがあれば、後はその中から状態や状況に合わせてリストからピックアップしてやればいい。
↓
これで、気になっていることは完了し、気にならなくなるな。
結局何だというと
気になっていることの『求める結果』と『それに近づくための具体的な行動』を明確にしとけば物事って少しはスッキリするよね。
しかもそれを頭の中じゃなくて、外で管理して、さらに実行する時を教えてくれたりすれば、今なにをしなければならないかとか、何をするんだっけって無駄に悩む必要がなくなるよね。
やること沢山あって時間がない〜とか、優先順位は〜って悩みも減るね。
ストレスフリーだ。