序章 成果をあげるには(3)

前回は八つの習慣の(1)(2)で、知るべきことを知るための習慣について。
今回は(3)〜(7)成果をあげるために行動する習慣についてのうち、(3)の計画部分について。

アクションプランをつくる

■習慣その3:アクションプランをつくる

 エグゼクティブとは行動する者であり、物事をなす者である。エグゼクティブにとっては、いかなる知識といえども行動に転化しないかぎり無用の存在である。しかし行動の前には計画しなければならない。(...P.5〜6)

この本の題名(The Effective Executive)にもなっている『エグゼクティブ』の定義。
知識があるだけじゃ意味なんかなくて、行動し物事をなす者であること。
まさに、この本を読んで満足するだけじゃ駄目!行動を起こせ!物事をなせ!と。
今までの自分であれば、『読む ⇒ 知る ⇒ 満足 ⇒ 終了』。
これは課題だな。もう一度。


知識があるだけじゃ意味無し。行動する者。物事をなす者であれ。


で、忘れてはならないのが、行動する前には計画(アクションプラン)を立てろよ、と。無計画で行動なんて馬鹿の極みだと。
で、そのアクションプランについて考える際には、行動の意味と制約について考慮するように。
(1)行動の意味について。大雑把にまとめると
  『何をするのか?どういった結果を求めるのか?いつまでに実現させるのか?』
(2)行動の制約について。大雑把にまとめると
  『倫理、法律的に正しく問題ないか?組織の理解は得られるか?組織の方針に合致しているか?』
ただし、(1)の答えが成果を約束するわけではなく、(2)の制約を無視しての成果はあり得ないと。
この『こうすりゃいいんじゃ!ドーン!』じゃないところが、好きなんだよね。


で、さらにアクションプランとは、
(1)行動の結果が新しい機会をもたらすゆえに、機会に応じて頻繁に修正していくものであり
(2)成果と期待を照合するために、2つのチェックポイント(中間と終わり近く)を設ける必要があり
(3)時間(最も稀少で価値ある資源)の使い方の目途(管理基準)となる


そして締めの言葉は、

 アクションプランなくしては、すべてが成り行き任せとなる。途中でアクションプランをチェックすることなくしては、成り行きの中で意味のあるものとないものとを見分けることすらできなくなる。(...P.7)

ポイント

・知識だけでは意味なし。行動しろ。
・行動の前にはアクションプランについて考えろ。


次回は、このアクションプランをもとに行動することについて。

私信

・残業が減る ⇒ 給料が下がる ⇒ 嫁不機嫌 ⇒ 俺どうする?
・『知的生産の記述』読了。5:整理と事務/6:読書/9:日記と記録は再読してまとめること。特に6と9はブログやEvernoteについての重要な参考となる。

知的生産の技術 (岩波新書)

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